歯周病と
メインテナンス
きむら歯科医院の
歯周病治療
歯周病が進行してしまった方は、じっくりと腰をすえて治療する必要があります。
私たちと一緒に根気よく病気を治していきましょう。
きむら歯科医院の
歯周病治療
当院が選ばれる5つの理由
①日本臨床歯周病学会
認定医による診療
歯茎が腫れるといった軽度な症状だけでなく、歯がグラグラして噛めなくなってきてしまうような重度に歯周病が進行した場合は簡単な歯周病の治療だけでは対応が不十分になることがあります。
そのような状況でも歯周組織再生療法などの特殊な治療を行うことで多くの歯を抜歯せずに済むこともあります。
それらの治療は非常に複雑で難易度も高いですが、当院の副院長は日本臨床歯周病学会の認定医資格を取得しておりますので、安心してご相談ください。
またさらに、実際の治療には手術用顕微鏡や高倍率の拡大ルーペを用いて行いますのでとても精密に正確に丁寧に処置を行なっております。(日本顕微鏡歯科学会認定医の資格も取得しております。)
歯周病治療に関してご質問がありましたら遠慮なくお尋ねください。
②日本歯周病学会 認定衛生士/
日本臨床歯周病学会 認定衛生士が在籍
当院には日本歯周病学会や日本臨床歯周病学会の認定衛生士資格を持つ歯科衛生士が在籍しております。
歯周病の治療は約8割が手術を行わない治療(歯周基本治療)で改善が可能です。 軽度な歯周病の治療は歯石も多く付着しておらず治療期間が長引くことはあまりありません。
しかし歯周ポケットが深くなってしまった重症化した歯周病の場合はそう簡単にはいきません。
重症化してしまっている原因(病因)をしっかりと把握して治療方針を計画する必要があります。
そして実際の治療では、簡単には見えない歯石を丁寧に除去していくことが必要なため非常に熟達した技術や知識が必要です。当院の歯科衛生士は日々技術や知識の研鑽を積んでいます。(もちろん認定資格をまだ取得していない衛生士も同様に研鑽しておりますので、安心して治療をお受けください)
また、治療によって改善されたお口の環境を良い状態で保つために定期的にメインテナンスをしていくこともとても大切です。
小さな問題も早期発見、早期治療をすることで長く健康な状態を保つことが可能です。安心して長く通院していただくために、当院では歯科医師、歯科衛生士がチーム一丸となり治療にあたっております。歯周病治療に関してご質問がありましたら遠慮なくお尋ねください。
③メンテナンス用診療室
(SPルーム)完備
SPルームとは診療室と違い「歯を削らない」歯科衛生士専用のお部屋です。お口の健康を管理するプロフェッショナルである歯科衛生士が患者さまと一緒に根気よく歯周病を治していきます。
治療が終了してからは、定期的なメンテナンスをすることにより患者さまが気づかないお口のトラブルの発見に努めています。
④毎回衛生士が変わらない担当制
歯周病治療の多くの時間を担うのが歯科衛生士です。当医院では20年前から担当歯科衛生士制をとり、一人の歯科衛生士が患者さまを、治療の開始からメンテナンスまで責任持って担当させていただいています。
患者さまごとに担当の歯科衛生士がつき、毎回同じ歯科衛生士が責任もって歯周病予防としての歯のクリーニングや歯周病治療としての歯石除去を行います。
同じ患者さまを担当することで長期的に病気の経過をみることができ、予防のためのお口の健康管理をすることができます。
そのためには歯科衛生士のスペシャリストを育てる事が不可欠です。当院のスタッフは欠かさぬ研修により、常に向上心ある歯科衛生士であると自負しております。かかりつけ歯科衛生士として長くお付き合いいただきたいと思います。
⑤マイクロスコープを使用した
精密な治療
重度に進行して治療することが困難な状況に至ってしまった歯周病の状態も、正確な診断と精密な治療で救えることが少なくありません。
当院では正確に診断する機器(精密CT)や精密に治療するためのツール(マイクロスコープ、高倍率の拡大鏡)を有しております。(日本顕微鏡歯科学会認定医が在籍しております。)
もちろん歯科医師は歯周病の外科処置にも熟練しているため安心して治療を受けていただけます。高度な歯周組織再生療法や、歯肉移植なども施術しております。
歯周病治療に関してご質問がありましたら遠慮なくお尋ねください。
歯周病は予防が第一
そもそも歯周病とは?
歯を失う最大の原因は歯周病
代表的な歯の病気に、虫歯と歯周病があります。歯そのものを蝕む虫歯と違い、歯周病は細菌の感染によって引き起こされ、歯を支える周りの組織(歯周組織)におこる病気です。
歯を失う最大の原因は歯周病!
35歳以上で80%の人が歯周病!といわれています。
歯と歯の境目のお掃除が行き届かないと、歯と歯肉の間に細菌が住み着いて歯垢がたまり、炎症を引き起こします。これが歯周病の始まりです。
さらに病気が進行すると歯ぐきが腫れたり歯がぐらぐら動いてしまったりします。歯周病の恐ろしい点は初期、中期に痛みを感じることがなく、症状がどんどん進むことです。痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状がありません。
これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐ろしいところです。一般的に歯周病で歯ぐきが腫れたり、歯が動いてしまった場合は、病気の経過が長いことから治療に多くの時間がかかります。
歯周病は糖尿病など全身疾患とも深く関係し、自覚がないまま進行することが多いので早期発見がとても大切です。
進行度別の歯周病
症状と治療方法
軽度歯周病
症状
歯肉の腫れや歯石の沈着があります(歯肉炎)。
治療方法
歯科衛生士が日々のセルフケアがしっかりできるように指導、歯石や歯の着色の除去を行い、キレイな状態にします。それらを維持できるようにメインテナンスをします。
中等度歯周病
症状
歯石が歯肉の奥の方に沈着したり、歯肉が腫れるだけでなく、膿が出てきたりします。
治療方法
歯科衛生士が歯肉の中の歯石を除去し、場合によっては麻酔をしながら治療が必要なことがあります。もちろん日々のセルフケアは大切です、しかし、中等度の歯周病になると歯ブラシだけでは改善が難しいことがほとんどです。
重度歯周病
症状
歯石の沈着や歯肉の腫れ、膿が出るだけでなく、歯が動いてきたり浮いてきたりして噛みにくくなってきます。さらに進行する場合は抜かなければ治療できない場合があります。
治療方法
重度歯周病の場合は歯周外科(歯周病に対する外科手術)が必要になる場合が多いです。その際、失われた歯の周りの骨や歯肉を再生させる歯周組織再生療法を行う場合があります。
歯がグラグラしてきて元々あった位置よりも歯が動いてきてしまうことがあります。その場合は矯正治療などで、もとの位置に戻す治療を行います。
また、歯の揺れが止まらない場合などは歯を接着剤や被せ物で連結(繋ぐ)ことも必要になります。
当院の丁寧な診査と診断
歯周ポケット測定、口腔内写真撮影、細菌検査、噛み合わせ検査など
歯周病治療は多くの研究報告や治療実績から、どのようにすればきちんと治せるか、またどうすれば歯周病にならずに予防できるかなどが明らかになってきました。
そのためには現状の把握が非常に大切です。当院では治療前に必要な資料を取らせていただき、現在の状況、問題点、改善点などを確実に把握してから治療に入ります。
そして、まずはそれらを患者様にしっかり丁寧に説明すること(カウンセリング)が非常に大切だと思います。歯周病治療は、患者さん、歯科医師、歯科衛生士の三者で協力し合って治していくものだと考えています。
歯のプロによる
クリーニング
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トウース・クリーニング)
毎日しっかり歯みがきをしているつもりでも、歯ブラシの届きにくい歯と歯のすきま、歯と歯肉の境目には歯垢(プラーク)がたまりやすい場所ができてしまいます。
歯垢の中の細菌が繁殖すると、やがて歯ブラシでは簡単に落とすことのできない細菌の集合体(バイオフイルム)となり、放っておくと虫歯や歯周病、口臭、全身のさまざまな病気の原因となります。
進行した歯周病はけっしてブラッシングだけでは治ることはありません。また歯石は歯ブラシだけでは落とせません。歯周病の既往症をもつ方はポケットの再発を防いだり、歯ブラシだけでは磨きにくい部位のプラークを取り除くためのプロフェッショナルケアが必要です。
進行した歯周病はけっしてブラッシングだけでは治ることはありません。また歯石は歯ブラシだけでは落とせません。歯周病の既往症をもつ方はポケットの再発を防いだり、歯ブラシだけでは磨きにくい部位のプラークを取り除くためのプロフェッショナルケアが必要です。
PMTCでは専用の機器・器具をつかって徹底的にバイオフイルムを取り除くお口のクリーニングを行い、更に歯の表面を磨くことにより、汚れをつきにくくします。PMTCを3~4ヶ月に一度行うことで、非常に効果的に虫歯や歯周病を予防することができます。
年代別歯科医院のかかり方と現存歯数
歯周病について
もっと知る
歯周病と関連のある全身疾患
糖尿病
糖尿病と歯周病の関係は特に密接です。糖尿病を治療することで歯周病が改善しますが、逆に最近では歯周病を治療することにより糖尿病が改善されると言われています。
心臓疾患・動脈硬化
歯周病の原因となる細菌の毒素が、血管内に侵入し動脈硬化を引き起こします。また、それにより細菌性心内膜炎などの心臓疾患も引き起こすと言われています。
肺炎
誤嚥によって歯周病の細菌が肺に入り、肺炎を引き起こします。
低体重児出産
歯周病になると、体内に産生される物質が、血管内から胎盤に流入し、早産を引き起こします。
歯周病と全身疾患
歯周病は細菌の感染症
生活習慣病とも言われ、糖尿病、タバコ、ストレス、悪習慣など歯周病を悪化させる因子はさまざまですが、その直接の原因となるのは細菌です。
歯周病を悪化させる細菌の種類は解明されていて、それらはお口の中の常在菌とは違います。
最近、歯周病と全身疾患は密接な関係があることが分かってきました。お口から体内に歯周病の病原菌が侵入することでさまざまな全身疾患を引き起こします。
体内への細菌の侵入は、ほとんどお口を通して起こります。お口をきれいにし、歯周病を治療・予防することは全身疾患の予防につながります。お口の健康、そして全身の健康のため、歯周病を予防しましょう。
歯周病とたばこの関係
喫煙者は歯周病(歯槽膿漏)に
かかりやすい
喫煙者はお口が臭い、ヤニがついて汚いだけでなく、歯周病(歯槽膿漏)にかかりややすく、更に治療しても治りにくいことが分かっています。
ある統計によると歯周病にかかる危険は一日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、重症化しやすくなると言われています。タバコを長く吸っていると、歯肉の色が自然なピンク色から黒っぽく変わってくるため、炎症が隠されてしまい、患者さま自身が歯周病に気づきにくく発見が遅くなる傾向があります。
実際に治療しても治りにくい、また手術を行っても効果が低い、非喫煙者より再発して悪化する傾向にあるのはどうしてでしょうか?
タバコの煙に含まれる一酸化炭素は組織への酸素の供給を妨げます。ニコチンも血管を縮ませるので身体が酸素・栄養不足になります。またニコチンは免疫機能も狂わせるので病気に対する抵抗力が落ちるのです。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。
また、「ヤニ」は歯の表面に残るので、歯はザラザラして細菌が張り付きやすく、お口の中や歯肉にニコチンが染み出しつづけるのです。
しかし、禁煙することで「歯周病にかかりやすさ」は4割も減ります。手術後の治療経過も禁煙することで、非喫煙者とほとんど変わらなくなります。歯周病とたばこは深く関係するので、当医院では歯周病治療を行っている方、それ以外の方にも禁煙を推奨しています。