ひどい虫歯・歯がボロボロでお悩みの方へ
ボロボロの歯で
お悩みの方へ
ひどい虫歯で歯の状態が悪いことはわかっていても、「痛い思いをするのが怖い」「歯医者に叱られそうで不安」「口の中を見られるのが恥ずかしい」など、様々な理由で受診をためらう方は多いのではないでしょうか。そうしたお気持ちに寄り添いながら、お口の健康を一緒に取り戻すことが歯科医院の大切な役割です。
もし、受診をためらっている方がこのページを読んで、歯科医院に足を運ぶ一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
ボロボロになった
虫歯の治療法
虫歯治療において最も大切なのは、まず虫歯をしっかりと取り除くことです。
虫歯の進行具合に応じて、神経治療が必要かどうか、また歯を残すことができるかなど、適切な治療法を選択していきます。
①虫歯が神経まで達していない場合
虫歯が神経にまで達していない場合、削った部分をつめ物(インレー)やかぶせ物(クラウン)で補修する治療を行います。
通常、1本の歯に対して治療回数は2~3回程度で完了することが多いです。
②虫歯が神経まで達している場合
虫歯が神経にまで達している場合は、感染した神経を除去し、根の内部を清潔にする根管治療が必要です。
根管治療が終わった後は、最終的にかぶせ物(クラウン)で歯を修復するのが一般的です。治療回数は、1本の歯でおおよそ5回以上かかることが多いです。
③虫歯で歯がほとんど
残っていない場合
虫歯がさらに進行して歯がほとんど残っていない場合は、抜歯が唯一の選択肢となることがあります。
抜歯後は、入れ歯、ブリッジ、またはインプラントを用いて失った歯を補う治療を行います。
各治療法の特徴や費用について詳しくご説明し、患者様と共に最適な治療方法を決定していきます。選択する治療法によって治療期間や費用は異なりますが、一般的に大きくなる傾向があります。
④多くの歯がボロボロの場合
多くの歯がボロボロの状態では、審美性や機能性に問題が生じることが多く、包括的な治療が必要になります。すぐに治療を開始するのではなく、まずは問題点を洗い出し、全体の状況を把握しながら段階的に治療を進めることが重要です。
場合によっては、仮歯を使用して審美面や機能面を確認しながら治療を進めることもあります。歯が多く損傷している場合、治療には時間と費用がかかることが多くなります。
また、治療を先延ばしにするほど、治療期間や費用も増加するため、できるだけ早めに治療を開始することが大切です。
歯がボロボロの状態を
放置すると起こりうる
リスク
歯がボロボロの状態を放置すると、さまざまなリスクが発生する可能性があります。
虫歯や歯周病の悪化
ボロボロの歯は虫歯や歯周病の原因となる細菌が増殖しやすい環境です。
放置することで、これらの病気がさらに進行し、歯の根や骨にまで影響を及ぼすことがあります。
歯の喪失
放置された虫歯や歯周病が進行すると、歯を支える骨や歯肉が破壊され、最終的に歯が抜け落ちる可能性があります。
歯が失われると、噛む力が低下し、食事の際の不便さや消化不良を引き起こすこともあります。
咬合(かみ合わせ)の崩れ
歯が失われたまま放置すると、隣接する歯が移動したり、噛み合わせが変化したりして、歯列全体のバランスが崩れることがあります。
これにより、顎関節に負担がかかり、顎関節症などの問題が発生することがあります。
審美性の低下
歯がボロボロのまま放置すると、見た目にも大きな影響を与えます。
歯が欠けたり黒くなったりすることで、人前での会話や笑顔に自信を失い、心理的な影響を受けることも少なくありません。
口臭の悪化
虫歯や歯周病が進行すると、細菌の増殖によって口臭が悪化することがあります。
これにより、日常生活や人間関係にも影響を与える可能性があります。
全身の健康への影響
口腔内の感染症が全身に影響を及ぼすこともあります。
特に、歯周病菌が血流に乗って体内に広がることで、心臓病や糖尿病など、全身の健康に悪影響を与えるリスクがあることが研究で示されています。
治療の難易度・費用の増加
問題が進行するほど、治療は複雑になり、必要な時間や費用も増えていきます。
初期段階であれば簡単に治療できる問題も、放置することで大掛かりな治療が必要となる可能性があります。
早めに歯科医院での治療を受けることで、これらのリスクを回避し、口腔内の健康を維持することが重要です。
きむら歯科医院にご相談ください
1919年創業の100年続く伝統ある歯科医院であるきむら歯科医院。
歯科医院のおよそ5%しか導入していない手術用顕微鏡を5台保有し、肉眼では難しい精密な治療をこの顕微鏡で補完することで精度の高い歯科治療をご提供しています。
治療のご説明には動画システムを導入しておりますので患者さまの「わからない」を無くし、ご納得のいく処置をお受けいただけます。「歯がボロボロ」でお悩みの方は一度当院までご相談ください。
症例集
50代 男性 症例01「抜歯と診断されたけど、歯を残したい…」
術前
術後
神経を抜くことなくしっかりとセラミックで修復することができました。
治療期間 | 5ヶ月 |
治療費用 | 部分矯正費用 5万円(税別) 歯周外科処置 3万円(税別) セラミッククラウン(臼歯) 10万円(税別) |
治療後の経過 | 歯が歯肉の奥深い位置まで折れてしまっていました。
レントゲン撮影やマイクロスコープなどを用い正確に診査したところ、幸いにもこの折れている深さではまだ何とか抜歯をしなくても歯を残せる可能性があることがわかりました。
そして、偶然にもこの歯の神経は感染せず健康な状態でした。 ただ現状のこの歯肉の深い位置まで折れてしまっている状態で歯を被せようとすると、 土台を歯に差し込まなくてはいけないことが多く、そのためにまず神経を抜かないといけません。 そして、さらに結局被せたとしても歯肉の上に出ている健康な歯はほとんど存在しないため、被せ物は外れやくなってしまいます。 これらを改善するために矯正治療を行い、歯を歯肉より上方まで引き上げます。 その結果、歯肉の上に健康な歯が十分出てくるだけでなく、神経を抜くことなくしっかりとセラミックで被せることができました。 |
70代 女性 症例02「歯が折れてしまったが、抜きたくない」
術前
術後
幸いにも神経の感染はわずかであり、 神経を全部抜かなくても済み、
治療後も痛みがなく、目立たないようセラミックで修復することができました。
治療期間 | 4ヶ月 |
治療費用 | 生活歯髄療法 5万円(税別) セラミッククラウン(前歯) 15万円(税別) |
治療後の経過 | 歯が折れてしまっただけでなく、神経が露出してしまっていました。 レントゲン撮影やマイクロスコープなどを用い正確に診査したところ、幸いにもこの神経の感染はわずかであり、全部神経を抜かなくてもすむ可能性があることがわかりました。 そこで、MTAセメントを用いて、神経を保存しました(生活歯髄療法)。 幸いなことに治療後は痛みもなく、最終的にはセラミックを用いることで治療を行ったことがほとんどわからないように治療を終えることができました。 |
55歳 男性 症例03
術前
術後
治療内容 | 上顎:天然歯ブリッジ 下顎:インプラントブリッジ(埋入本数6本) |
治療期間 | 約2年 |
治療費用 | 約550万円(税別) |
治療後に起こりうるリスク | ・治療後もセルフケアを十分に行うことが 必要。 ・メインテナンスを定期的に行うことでインプラント周囲炎を予防する必要がある。 ・上顎が歯周補綴(多数歯を繋ぐブリッジ)のため、再修復時には大掛かりになるリスクや、インプラントの追加が必要になる 可能性がある。 |
60歳 男性 症例04
術前
術後
治療内容 | 上顎:両側犬歯のみ天然歯クラウン (その他インプラントブリッジ (埋入本数6本)) 下顎:前歯部天然歯ブリッジ (その他インプラントブリッジ (埋入本数4本)) |
治療期間 | 約2年 |
治療費用 | 約650万円(税別) |
治療後に起こりうるリスク | ・治療後もセルフケアを十分に行うことが 必要。 ・メインテナンスを定期的に行うことでインプラント周囲炎を予防する必要がある。 ・天然歯部に問題が起こった場合、インプラントの追加治療が必要になる可能性がある。 |
70歳 女性 症例05
術前
術後
治療内容 | 上顎:総義歯 下顎:インプラントオーバーデンチャー (埋入本数2本) |
治療期間 | 1年弱 |
治療費用 | 約150万円(税別) |
治療後に起こりうるリスク | ・治療後もセルフケアを十分に行うことが 必要。 ・メインテナンスを定期的に行うことでインプラント周囲炎を予防する必要がある。 ・義歯の調整や修理、場合によっては将来的に新製が必要になる。 |